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Illustratorには、手描きやラスター画像をベクター画像に変換する「画像トレース」オプションがあります。
手書き文字や絵を紙とペンでなぞったことはありませんか? Adobe Illustratorでなぞる場合も考え方は同じです。 また、描画ツールや図形ツールでラスターイメージの輪郭をなぞる方法もあります。
私も含め、多くのデザイナーがこの方法でロゴを制作しています。 アウトラインをトレースし、ベクターを編集して、自分たちの作品に個性的なタッチを加えていくのです。
このチュートリアルでは、Adobe Illustratorで画像をトレースする2つの方法について説明します。
画像を用意して、さっそく始めましょう。
注:このチュートリアルのスクリーンショットは、Adobe Illustrator CC 2022 Mac版から引用しています。 Windowsやその他のバージョンでは、異なる表示となる場合があります。
方法1:画像トレース
今回はこの画像を使って、Image Traceを使って画像をトレースする方法を紹介します。 プリセットのトレース効果で満足できれば、たった2ステップで完了しますよ。
ステップ1. Adobe Illustratorで画像を開いてください。 画像をクリックして選択すると 画像トレース オプションで クイックアクション パネルで「プロパティ」を選択します。
ステップ2. クリック 画像トレース をクリックすると、トレースオプションが表示されます。
ここでは、イメージトレースプリセットのオプションの概要を説明し、各オプションがどのような効果を適用するかを確認できます。 お好みの効果を選択してください。
ご覧の通りです。 ハイフィデリティフォト がベクター化され、ほとんど元の写真と同じように見えるようになります。 ローフィデリティフォト は、やはりかなりリアルで、まるで絵画のような写真になりますね。 より 3色 まで 16色 色数を増やすと、より詳細な情報を表示することができます。
シェード・オブ・グレイ は画像をグレースケールにし、それ以外のオプションはさまざまな方法で画像を白黒にします。 個人的には ラインアート または 技術図面 のオプションは、正しいポイントを得るのが難しいからです。
これらのプリセットオプションの他に、イメージトレースパネルで設定を変更することにより、トレース効果をカスタマイズすることができます。 パネルは、オーバーヘッドメニューから開くことができます。 ウィンドウ > 画像トレース .
例えば、6色と16色の間でトレース効果を得たい場合、カラースライダーを右に動かすと、30色まで色量が増えます。
10Colorsではこんな感じです。
白黒ロゴの結果を調整する別の例を見てみましょう。 暗い部分をより多く表示させたい場合は、[A]を大きくします。 しきい値 .
モノクロロゴトレース結果のプリセットしきい値は128です。 あまりディテールがないことがわかります。 スライダーを右に動かして、しきい値が180になるとこのようになります。
これで、画像を編集したい場合は 拡大する と アングループ をクリックすると変更されます。
をクリックすると 拡大する をクリックすると、トレース結果のアウトラインが表示されます。
画像のグループ化を解除した後、個々のパスを選択し、変更を加えることができます。
画像のアウトラインをトレースしたいが、ラインアートのオプションが使えない場合、2.の方法をご覧ください。
方法2:画像の輪郭をなぞる
ペンツール、鉛筆、ブラシ、その他のシェイプツールを使って、画像のアウトラインをトレースすることができます。 たとえば、このフラミンゴの画像はすでにシンプルなグラフィックですが、これをトレースしてさらにシンプルにすることができます。
ステップ1. Adobe Illustratorに画像を配置し、埋め込む。
ステップ2. 不透明度を60%程度に下げ、画像をロックします。 不透明度を下げるとトレース経路がはっきり見えますし、画像をロックするとトレース中に誤って画像を動かしてしまうのを防げます。
ステップ3(オプション)。 トレース用の新しいレイヤーを作成します。 トレースのアウトラインを完全に編集する必要がある場合、その変更は画像レイヤーに影響しないので、新しいレイヤーでトレースすることをお勧めします。
ステップ4. を使用します。 ペンツール(P) をクリックして、輪郭をなぞります。 パスに色をつけたい場合は、パスの最初と最後のアンカーポイントを結んで、パスを閉じてください。
ステップ5. 例えば、目は楕円ツールで円を描くようになぞり、ボディ部分は絵筆で細部を描き足していきます。
背景レイヤーを削除し、必要に応じて細部を修正します。 トレースした画像を編集して、自分流に仕上げることができます。
結論
画像トレース機能を使えば、トレース結果がプリセットされており、いつでも画像トレースパネルから結果を調整できるため、最も簡単に画像をトレースすることができます。
元画像に大きな変更を加えたい場合は、方法2を使ってください。 ベクターや、ロゴのデザインを始めるには良い方法だと思います。